昆布フコキサンチンを利用した食べ易い微粉末食品の開発

技術コーディネーター

 
  金沢 和樹(国立大学法人神戸大学農学部)

研究実施期間  平成18年度〜22年度(5年間)

研究の概要

伝統食品として親しまれてきた昆布は、生活習慣病の予防が期待されるフコキサンチンや食物繊維を豊富に含む。ところが、色が暗い、塩・砒素・ヨウ素が多い、調理法が限られるなどの点が近年の食生活には合わず、消費が敬遠されている。そこで、昆布と米の伝統食の復活を視野に、昆布から不要な成分を除去し、好ましい成分を昆布食物繊維で包んだスーパー昆布微粉末を再構築し、これを素材として多様な食形態の食べ易い食品を開発する。

【コンソーシアムの構成】

l        フコキサンチンの生活習慣病予防機構とその摂取上限値の解明

<国立大学法人神戸大学農学部 金沢 和樹>

l        昆布から不要成分を除去する技術とスーパー昆布微粉末調製技術の確立

<オリザ油化株式会社 岡田 忠司>

l        生昆布処理法の確立とスーパー昆布を用いた食べ易い食品の開発

<株式会社小倉屋山本 森 伸樹>

l        消費者ニーズのマーケット調査と昆布の好まれる食品形態の開発

 <株式会社日本食品開発研究所 中塚 正博

期待される成果、効果

食品不要成分の含有基準が国際的に統一されつつあるなか、砒素などの不要成分を除去し有用成分を用いてもとの食品を再構築する技術の開発は必須である。新しい技術の活用による日本産食料の国際競争力の強化や、この技術を応用する新産業の創出が期待される。