2)技術・情報の適用効果
全面耕の同時作業機に比べ、畦内部のつめ本数を倍にしたた砕土性能が良いことと、耕耘断面積が役4割減となるため所要動力が減ることから、小出力トラクタでも良好な播種床造成作業ができ、良好な苗立ちが得られる。また、施肥位置が変えられるので、作物や地域にあった施肥が可能となる。さらに、畦間の地耐力が高く、管理作業や収穫作業が容易となる。
3)適用範囲
トウモロコシ、大豆等、条間60〜75cmの畑作物に対する耕耘、施肥播種作業に適用できる。特に、粘土質の砕土性の良くないほ場における利用効果が高い。
4)普及指導上の留意点
作業の面では仕切り板の取り外し、一部のつめの交換により全面耕用としても利用できるが、切換えにやや時間がかかる。トウモロコシでは、部分耕により初期成育の促進効果が見られるが、普及にあたっては各地域における施肥法の把握と周囲の水田から越流して湿害を受けることのないように十分な対策が必要である。
2.[具体的データ](図表)
図1 試作機の概略図
図2 試作機の耕耘・砕土部
図3 試 験 区
図4 灰色低地土水稲跡転換畑における所要動力と砕土状態
表1 トウモロコシの播種作業試験結果
図5 灰色低地土転換畑(左図)と黒ボク普通畑(右図)における土壌含水比
3.[その他特記事項]
受託(転換畑)経常、転換畑のほ場改善に関する研究
部分耕、施肥播種同時作業機の研究、昭57〜60