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プレスリリース
平成19年11月6日
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)
生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)
ITを活用した乳牛飼養管理システム
−キャリロボと給餌機が連動する効率的な給餌を実証中−

 既存の搾乳ユニット自動搬送装置(キャリロボ)にデータ収集・通信機能を付加し、1頭毎の給餌をデータに基づき自動で行う繋ぎ飼い乳牛用の飼養管理システムを開発実証中です。本システムでは、乳量データ収集・個体識別給餌に加え、牛舎イメージ表示で分かり易く総合的な飼養管理ができます。次世代農業機械等緊急開発事業(通称:次世代緊プロ)のもとで、オリオン機械(株)、北原電牧(株)、富士平工業(株)と共同開発を進めています。

1.概 要

  1. 本システムは、キャリロボと自動給餌機が導入されている牛舎への適用を前提としています。キャリロボにはデータ収集・通信機能を、給餌機には電子個体識別・通信機能を付加し、両者と双方向に通信してデータを統合管理する牛舎PCとで構成されています(図1)。
  2. 牛舎PCは、誰が見てもわかるよう、個体データを牛舎イメージで表示しており(図2)、搾乳時に作業者が確認できるよう、前回の乳量や搾乳禁止牛等のデータをキャリロボに送信します。また、乳量データと給餌モデルを用いて個体別給餌表を作成し、給餌機に自動送信します。給餌機は、受信したデータに基づき乳牛の電子耳標と牛体の両方を検出して給餌するため、牛の入替わり等があっても適切かつ効果的な給餌が可能です。
2.効 果

 平成17年12月から試験稼働中の牧場での個体識別率は95%以上(識別できなかった個体については、前回の識別データにより処理)です。本機の導入により、本試験牧場(経産牛60頭規模)では、生乳100kg当たりの濃厚飼料代が約180円の節約となりました。

3.今後の予定

 継続して稼働試験を行うとともに、放牧利用牧場への適用試験を行う予定であり、平成20年度中の実用化を目指します。

お問い合わせ先: 生物系特定産業技術研究支援センター
畜産工学研究部長 道宗直昭
広報担当:企画部機械化情報課長 藤井桃子
〒331-8537 埼玉県さいたま市北区日進町1丁目40番地2
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プレス用e-mail:iam-koho@ml.affrc.go.jp