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プレスリリース
平成19年6月5日
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)
生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)
中山間地域対応型防除機を開発
−中山間地域の防除作業の軽労化に大きく貢献−

 小型・軽量で、中山間地域の小区画・不定形ほ場の畦畔上から農薬散布が可能な中山間地域対応型防除機を開発しました。本機は、省力化、生産コストの低減、集落営農の経営効率化等に資する防除機です。自走式と携帯式の2タイプがあり、次世代農業機械等緊急開発事業(次世代緊プロ)のもとで、ヤンマー農機(株)と共同で開発を進めました。

1.概 要

【自走式】 重量約36kgの歩行型防除機です(図1)。
  1. 走行部は、前後2輪で構成し、各車輪を直流モータで駆動します。
  2. 散布部は、送風機を持たず、スピンナの回転数とシャッタ開度を自動調整し、散布量1〜3kg/10a、 散布幅1〜7mで任意に設定して粒剤の散布が可能。
  3. 機体の左右いずれの方向へも散布できます。
  4. 作業速度は、0.2〜0.5m/sです。
  5. 機体前方には資材等を載せるスペースがあり、散布部を取り外して運搬車としても利用できます。
【携帯式】重量約2.4kgの肩掛け型防除機です(図1)。散布部は自走式と同じものを使用します。
図1

2.性 能

 作業速度0.4m/sで1kg粒剤を散布幅3m、7mに設定して散布した場合の粒剤の落下量分布を図2に示します。散布ムラが少なく、設定値に近い散布幅が得られます。
図2
図2 自走式の散布精度試験結果
3.現地試験の意見
  1. 電動であるため、静かで、取扱い操作が楽。
  2. 散布幅の調整が容易。
  3. 自走式は機体が軽量で、傾斜地の走行 性が高い。
  4. 携帯式も畦畔から散布できるので楽。
  5. 安価な価格に設定して欲しい。
4.今後の予定

 本年度は、長野県を中心に各地で現地試験を実施する予定です。平成20年度の実用化を目指します。


お問い合わせ先: 生物系特定産業技術研究支援センター
生産システム研究部長 杉山隆夫
広報担当:企画部機械化情報課長 藤井桃子
〒331-8537 埼玉県さいたま市北区日進町1丁目40番地2
電話番号:048-654-7000(代表)FAX番号:048-654-7132(直通)
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